高齢者にやさしいバリアフリー改修とは?安心・安全な住まいづくりのポイント

2026年2月22日(日)

年齢を重ねるにつれて、住み慣れた自宅でも「段差がつらい」「浴室が滑りやすい」「階段が不安」と感じる場面が増えてきます。
高齢者にやさしいバリアフリー改修は、日々の生活を快適にするだけでなく、転倒などの事故を未然に防ぐ大切なリフォームです。

■ バリアフリー改修が必要とされる理由

高齢者の家庭内事故で最も多いのが「転倒・転落」です。特に廊下と部屋の段差、浴室の出入口、玄関の上がり框などは注意が必要です。
少しの段差でもつまずきの原因となるため、早めの対策が安心につながります。

また、筋力の低下や視力の衰えにより、これまで問題なかった動作が負担になることもあります。
バリアフリー改修は「将来のため」ではなく、「今を安全に過ごすため」の工事とも言えます。

■ 代表的なバリアフリー改修内容

① 段差の解消

室内の小さな段差をなくし、フラットな床にすることでつまずきを防止します。
敷居の撤去や床のかさ上げなど、住宅の状況に応じた施工が可能です。

② 手すりの設置

トイレ・浴室・廊下・階段など、立ち座りや移動の際に支えとなる手すりを設置します。
身体状況に合わせた高さや位置の調整が重要です。

③ 浴室の安全対策

滑りにくい床材への変更、またぎ高さの低い浴槽への交換、浴室暖房乾燥機の設置などが代表例です。
冬場のヒートショック対策としても効果的です。

④ トイレの改修

出入口を引き戸へ変更したり、スペースを広げて介助しやすい設計にするケースもあります。
立ち上がりを補助する手すりや高さ調整も有効です。

⑤ 玄関・外構の改善

手すり設置、スロープ施工、滑りにくいタイルへの変更などにより、安全に出入りできる環境を整えます。

■ 介護保険や補助金の活用

要支援・要介護認定を受けている場合、介護保険を利用して住宅改修費の補助を受けられる制度があります。
対象工事や申請方法は自治体によって異なるため、事前確認が重要です。

また、自治体独自の助成金制度が用意されている場合もありますので、リフォーム会社へ相談しながら進めると安心です。

■ バリアフリー改修のタイミング

「転んでから」ではなく、「不安を感じた時」が最適なタイミングです。
大掛かりな工事でなくても、手すり1本の設置だけで生活が大きく楽になるケースもあります。

ご家族と同居されている場合は、将来的な介護も見据えた動線計画を立てることが大切です。

■ まとめ

高齢者にやさしいバリアフリー改修は、安心・安全な住環境づくりの第一歩です。
段差解消や手すり設置といった基本的な工事から、浴室・トイレの全面改修まで、目的に応じたさまざまな方法があります。

住み慣れた我が家で長く快適に暮らすためにも、早めの検討と専門家への相談をおすすめします。
安全でやさしい住まいづくりを、今から始めてみてはいかがでしょうか。